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2020年5月15日

訪日意識調査から見えた中国・台湾の違いと「ウィズコロナ」「アフターコロナ」マーケティングのポイント

みなさま、こんにちは!
ご存知のように、日本政府観光局の発表データでは、3月の訪日外国人旅行者が93%減、過去最大の減少幅で、国内経済への打撃も深刻なものとなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、インバウンド産業がかつてない大きなダメージを受けていた、コロナショックの影響がとても深刻で、回復の見通しがなかなか立たず、様々な業界が悲鳴を上げています。
このような状況においても、前回ご紹介した「ピンチをチャンスに変えるべし」のようなポジティブな思考と新企業へのトライアルはもちろん重要です。まず現状をどう切り抜けるか、そしてアフターコロナの訪日外国人をどう捉え、今何を準備するべきかをお話していきます。

まず、最近弊社が実施した「新型コロナウイルスが終息した後の日本旅行に関する意識調査」のデータをご紹介します。
●実施期間
2020年4月22日(水)~2020年4月25日(土)
●調査目的
・実施目的:新型コロナウイルス感染拡大による行動制限の中、リピーター率の高い台湾人と訪日リピーターの中国人を対象に、今後の訪日意向についての意識を調査、アフターコロナを見据えたインバウンド施策の方向性を検討するための基礎情報とするために実施。
●調査対象
・中国:Wechat(微信)を通して、FIT訪日中国人に無料回答コンシェルジュサービスを提供しているー日本ちゃん(霓虹酱)※のユーザー。
・台湾:一般ユーザー。
●調査方法
・オンラインアンケート調査
●調査結果
サンプル:771名(中国大陸、以下中国) /107 名(台湾)
<※『日本ちゃん(霓虹醤)』について>
株式会社YICHA(本社:東京都千代田区、代表取締役:小原 和浩)が運営する、訪日中国人向け無料チャットコンシェルジュ「日本ちゃん(霓虹醤)」は2019年7月から開始したサービスとなり、訪日中国人に対して日本旅行に関する様々な質問に対してWeChatを使用して無料でお答えするサービスです。
※コンシェルジュサービスの提供時間は平日10-18時(日本時間)。
公式アカウント:霓虹醤日本情報(ID:nihongjiang-japan)
※WeChatからQRコードまたはアカウント名を検索することでフォローが可能です。
中国人向けの調査は、株式会社YICHA(本社:東京都千代田区、代表取締役:小原 和浩)が運営する、訪日中国人向け無料チャットコンシェルジュ「日本ちゃん(霓虹醤)」のWeChatアカウントを使った共同調査となります。
(以下一部抜粋)

Q:最近、日本関連のニュースで関心があるものは以下のどれですか?(複数回答)

・「最近関心を持っているところ」の回答では、中国人も台湾人も「日本国内の感染状況」に一番関心が高く、そのたに関しては、33.2%の中国人が「ショッピングスポット」と回答しました。このことから、中国人の購買意欲は変わらずあることが分かります。それに対し台湾人はコスメとファッションアパレルにより興味を示しています。

Q:普段あなたは以下のどのルートで日本関連情報を手に入れているのですか?(複数回答) 

・「日本関連情報の入手ルート」については、どちらも媒体から情報を得ている割合が1番高いことが分かりました。台湾は「Google」と回答したのは57.01%、 と、検索エンジンに頼っている傾向が強く、中国は媒体文化が異なるため、旅行攻略サイトで情報収集している人が57.96%を占めました。

Q:新型コロナウイルスが終息たら、日本へ旅行したいですか?

・「日本にいきたい」と回答した中国人は95.46%、台湾人は88.79%で、日本国内への入国制限が続く中でも、訪日への願望が依然強いということが一目瞭然です。

Q: 終息後、日本へはいつ頃行きたいですか? 

・「いつ日本に行きたい」に対しては、半年以内に中国人観光客の約4割、台湾人観光客の約3割が日本旅行を実施する可能性があると言えます。
特に「9月~12月」と回答した中国人は合計40.73%、秋ごろの来日に備えて今から、施策を仕掛けないといけなくなりますね。
いまだに終息の目途が立っていませんが、秋以降に日本へ行きたいと考えている人は、中国人も台湾人も半分以上となっています。

いつか、絶対迎える新型コロナ収束の日に向けて、インバウンドの市場のトレンドがどのようなものになっているのか、そして訪日外国人のニーズを如何に捕らえるのか、今から準備をしなければいけないのです!
まずは、これまでに日本のインバウンドを支えてきた東アジア(中国、台湾、香港、韓国)から、訪日観光客を呼び戻さないといけません。

日本国内への入国制限が続く中でも、日本関連情報への関心度が高く、日常的に情報収集していることが今回の調査で分かりました。
みなさんも、旅待機中の訪日関心度高い層向けの「アフターコロナ」を見据えた「苗植え」マーケティングをそろそろ始めませんか?

収穫時期である「アフターコロナ」には、制限されていた消費者たちの購買・体験欲求が開放されます。今のうちにアプローチを始めることで、訪日の際の購入の動機が作れます。

今回の調査で同じ中華圏でも中国と台湾の媒体習慣が異なるため、情報収集のルートや媒体も全然変わってきています。
ペイサーには、中国、台湾、香港、東南アジアのローカルの情報に熟知したスタッフが多数在籍しています。 今回実施した訪日関心度調査のように、現地媒体やパートナー会社と緊密に連携し、インバウンド市場の最新情報を収集し分析した上で最適なコミュニケーション設計のご提案をさせていただいております。

先日リリースした人気媒体台湾VOGUE社とコラボレーションした特集メニュー(http://pacer.jp/archives/1603)のほか、以下の特別企画もご用意しました。

■台湾向けキャンペーン特別企画「越境EC」×「無料プロモーションサービス」
SNSバイヤー及びアジア最大級の出店型ECサイト「Shopee」を活用した台湾向け越境EC支援サービスをご用意しています。弊社店舗へ出店し、プロモーションから発送までを一手にお任せいただくプラン(ペイサー販売プラン)と、お客様のECサイトの出店支援とプロモーションをサポートするプラン(越境EC販売プラン)があり、企業体力や今後の台湾進出計画に応じたプランをお選びいただけます。
詳細は、過去のリリース(http://pacer.jp/archives/1631)をご覧ください。

■ウィズコロナ・アフターコロナ関連サービスの特別企画のご案内
○中国向けキャンペーン特別企画「ラッキーリーグ」×「日本ちゃん(霓虹醤)」
「ラッキーリーグ」は、さまざまな企業のキャンペーンが集まるWeChatミニプログラム内のキャンペーンプラットフォームです。「ラッキーリーグ」ユーザーは、キャンペーンを通じて日本企業の商品やサービスを知ったり、サンプルを取り寄せて体験したり、クーポンを入手したりすることが可能となります。
これまで、インバウンド目的のキャンペーンを実施する場合、企業はキャンペーンページの作成からページ集客、当選者決定、プレゼントの海外発送など、多くの手間とコストをかけなければなりませんでした。また、キャンペーン参加者との継続的な接触は難しく、中長期的な資産になりにくいという課題がありました。「ラッキーリーグ」では、これらの課題を解決し、キャンペーン開始までの準備や事務局対応を低価格で一手に担い、またWeChatを土台とすることで、ユーザーとの継続的な接触を実現します。
今回、「ラッキーリーグ」と訪日予定ユーザーが集うWeChatコミュニティー「日本ちゃん(霓虹醤)」と共同でメーカー様や飲食店様向けのインバウンド特別プランを特別価格でご用意しました。

現在、新型コロナウイルス感染症の影響が各業界に広がっています。今だからこそ、力を合わせて、この困難の時期をみなさんと共に乗り越えましょう!

ご興味のある方は、ぜひとも気軽にお問い合わせください。

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