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2020年9月3日

台湾観光業、コロナ復興に向けて本格始動!最新事例から日本が学ぶ ポイントは?

三密状態を避け、ソーシャルディスタンスを保つことがこれからの当たり前にな っている「ウイズ・コロナ時代」。           企業も新しい働き方などについて、真剣に考えなければならない、私たちのまわりの環境も大きく変わろうとしています。そして新しいアイディアもどんどん生まれてきています。

今回は、「コロナ対応の優等生」と言われる台湾に目を向けて、まずは台湾の企業たちがどのようにコロナと向き合って    いるのか、特にコロナで一番影響を受けている観光業界で取り組んでいる事例を紹介したいと思います。

旅行に関するアクティビティ・現地ツアーのオンライン予約を扱うプラットフォーム₋KKdayとタイガーエアウェイズが      提携し、いわゆる「微出国」(擬似出国)を体験できる「ミシュラン・イン・ザ・スカイ」の新商品を発売しました。

桃園発・福岡行き、8/6出発の1便のみ、飛行中、台湾-陽明山、台北101、日本-鹿児島、長崎、佐賀、福岡国際空港などの観光スポットを案内できます。

台湾のミシュラン一つ星を獲得したバーベキューレストラン「ビッグフィストBBQ」とのコラボレーションで、                      白シャンパンのシャルロットとペアリングした「ビッグフィストBBQ牛タンセット」も堪能、それと、台湾と日本の            いずれかの目的地への往復航空券(有効期限は台湾と日本の旅行解禁からの1年間)もコースの中に入っていました。

ツアーに参加したユーザーの感想コメント(以下HPより)では「海外渡航が解禁されてない状況で出国できるなんて、      すごい。飛行機でシャンパンと牛タンも堪能できたし、高空から台湾と九州の景色も楽しめました!」

そのほかにも、台湾の松山空港では7月2日に疑似出国体験イベントが実施されました。応募総数9800名以上の中から当選した30組60名の当選者が、カウンターでチェックインを済ませ、搭乗券を手にすると保安検査場で手荷物検査を受けて     イミグレーションを通過したあと、空港内の免税店でお買い物、最後に飛行機に乗り込み、再度入国するという疑似体験    でした。

ニュースサイトETtoday新聞雲報道

海外旅行が制限されている今、このようないわゆる「微出国」(出国の手続きなどをして飛行機に乗り、目的地の上空で    引き返す、着陸しない出国体験)や「偽出国」(空港での見学、免税店の買い物などを中心とした体験)のような新たな    旅行の形式は、実際には海外旅行へは行けないですが、空港での手続きや免税店でのショッピングそして実際に飛行機に    乗るなど少しでも海外旅行気分を味わうことができ、台湾人に大変好かれ、話題になりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により外出や旅行を控える動きが世界的にありますが、経済の活性化を図るため、                台湾行政院は支援策として7月中旬から「振興三倍券(商品券)」 を打ち出しました。

国民はひとり当たり1,000台湾ドル(約4,000円)の負担で、3,000台湾ドル(約12,000円)の消費ができるチケットを購入できます。使用期限は2020年年末まで。紙のチケットのほか、クレジットカードやモバイル決済、ICカードでの受け取りも可能だそうです。 7月1日午前9時に予約開始してから、1日午後10時時点で、予約件数は既に100万件を突破し、初日だけで約180万件に上ったそうです。

(以下は振興三倍券HPより)

台湾でも、現在も海外からの旅行客を受け入れておらず、インバウンド市場が打撃を受けています。大きなダメージを        受けている旅行業界では、この振興三倍券をもとに、国内旅行を復活させようとしています。                                                       それ以外にも、各地では様々な宿泊補助や優遇も実施されています。

さきほどご紹介しました「偽出國」、「微出国」は、あくまで一過性のトレンドでありますが、台湾人の旅行好き、そして海外、特に日本旅行への関心の高さがうかがえます。アフターコロナの台湾観光客の復活は期待できると思います。

日本国内への入国制限が続く中、さまざまなメディアを通して旅行や日本に関連する情報を入手しています。彼らの日常    生活に一番近い位置にある地元媒体を活用した情報発信がかなり有効的な手法になると思います。

いくつか代表的な媒体をピックアップしてご紹介します。

ETtoday

前身は東森新聞という、台湾で最も規模の大きいニュースサイトです。ライフスタイル、政治、経済、旅行など幅広く        扱っています。

読者は、男性が48.1%、女性が51.9 %で若干女性が上回ります。主要読者の年齢層は、18-34歳で、                                                  よくネット上で情報収集したり、シェアしたりする、影響力と購買力を持っている人達です。

■LINE

台湾では利用者が2100万人(台湾人口の88.98%)にも達しているLINEです。他メディアに比べて、旅行愛好者の利用率が高いことも特徴です。(下図、LINEトラベルより)

また、24-44歳を中心に、女性が6割以上。LINEトラベルの公式アカウントのフォロワー数は500万人、観光コンテンツ        特集のほか、外部の予約サイトなどと連携して、直接予約へ誘導していくこともできます。

「これから海外、特に台湾での認知や販路を拡大していきたい。」 「台湾市場に興味があり、現地の状況を知りたい」     そんな方に弊社は定期的に「台湾現地の最新トレンド!認知拡大セミナー」を開催しておりますので、                                        是非とも応募してみてください。

【9/17】台湾進出をお考えのメーカー様必見!台湾向けオンライン販売の始め方

【9/24】台湾 TenMax DSPを活用した認知拡大/販売促進

また、今回ご紹介しました台湾の現地媒体を活用した情報配信の広告メニューもございますので、                                              ご興味があれば、お問い合わせください。

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