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訪日中国人

2017年12月13日

訪日中国人向けマーケティングに最適なアプリ微信「WeChat」

皆さん、こんにちは!今日は訪日中国人向けのインバウンドマーケティングについて紹介したいと思います。まずは、最近の訪日関連データからチェックしましょう。

1. 最新の訪日外国人動向‐旅行消費額
観光庁による訪日外国人消費動向調査(2017年7月~9月期・速報)で、外国人旅行消費額は前年比26.7%増の1兆2305億円なったと発表。前期に続いて四半期消費額が1兆円超えを記録した。訪日外国人一人当たりの単価をみると、公表対象となった国・地域のうちベトナムが26万円で最高。次いで中国が23万8000円、フランスが23万5000円。「旅行消費額」の最高額は圧倒的に中国が高く、前年比23.5%増の5432億円。全体のうち4割以上(44.1%)を占めた。2位は台湾で、前年比15.3%増の1490億円(構成比12.1%)、3位韓国は訪日旅行者数の大幅な伸びに牽引されて前年比約5割増の1361億円(構成比11.1%)になりましたと。
2.それぞれどんなものを買っていますか?
(引用:観光庁 平成 28 年 年次報告書 )
①中国:平均泊数11.8泊。買物代が平均12万円超、旅行支出総額の 53%を占める。買物場所は「ドラッグストア」が多い。「化粧品・香水」は購入率・購入者単価ともに高い
②台湾:滞在日数は「4~6日間」が約 7 割。 「医薬品・健康グッズ・トイレタリー」の購入率が高い。
③韓国:3 日間以内の短期滞在者が多い、旅行支出は 7.0 万円で、調査対象の国籍・地域の中で最も低い。「菓子類」の購入率は最も高い。

 

ということで、今回は、消費総額の一番多い‐訪日中国人向けの効率的なプロモーションの仕方をいくつかを紹介させていただきたいです!
3.訪日中国人観光客の」情報取得と情報拡散について
『2016年度中国オンライン海外旅行市場リサーチレポート』によりますと、訪日前に、情報収集は捜索エンジン(80.8%)とSNS (73.7% )からのは一番多いそうです。

 

訪日中、訪日後は、62.9% 以上の旅行者は旅行後に微信等で行った先の経験をシェアしています。次は、微博の45.6%、最後は旅行攻略サイトの39.3%と。

微信と微博はそれぞれどんなもの?と思う方もいるかもしれませんが、参考に比較表を作ってみました。

やはり、訪日中国人向けのインバウンドプロモーションに最適なツールは微信「WeChat」ですね。
4.微信「WeChat」を利用して、何かできますか?
まずは、LINEの公式アカウントみたいに企業様向けにアカウントの開設ができます。微信の公式アカウントには、「 服务号(サービスアカウント)」と「订阅号(購読アカウント) 」の2種類があります。(詳細は下図参照)

情報配信のイメージはこちら 

次は、決済機能「WeChat Pay」
簡単にいうと、モバイル決済サービスのことです。9.63億ユーザーのある微信が、中国国内において、圧倒的な地位の揺るぎない存在ですので、ペイメントにおいての利用率もものすごく高いのです。
実際に利用シーンを説明しますと、レジでWeChat Payを利用して支払うだけで、ユーザーは自動的に、微信公式アカウントをフォローするように設定できます。商品購入後も、この公式アカウントを通じて、新製品や新サービスなどの情報を受けられます、またお問い合わせ機能もありますので、企業と消費者のコミュニケーションがより緊密に取れますし、企業イメージの確立や、リピート客の増加、ユーザー間の口コミを通じた新規客の獲得も期待できます。また、微信公式アカウントでは、日本から海外への発送に対応した越境ECの機能も設けられます。

最後は、微信「WeChat」KOLの活用もできます。
KOLとはKey Opinion Leaderのこと、日本でいうとインフルエンサーのことです。中国では、多くの企業様が商品やブランド認知のために、KOLを使って、情報配信やプロモーションに活用しています。例えば、下図のように、配信文の中に、商品の内容をプレイスメントするようなやり方もありますし、単純に商品紹介の場合もあります。もちろん事前に各KOLにコンタクト及びヒアリングをした上で、決めるのです。

中国人を対象にしたマーケティングに関しては、WeChatはとても欠かせないものですので、如何に効果的活用できることにご質問でもありましたら、気軽に弊社までご連絡ください!

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