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ペイサーブログをご覧になっているみなさま、こんにちは。
いよいよ東京も梅雨の季節に入りました。夏の始まりを告げる紫陽花が咲き始めています。
ご存知かもしれませんが、中国では6月1日は「国際子供の日」と呼ばれ、私たちの小さい頃はこの日になると、学校でいろいろな行事が行われ、お菓子などが配られていました。最近の中国では、多くの親たちが子供にプレゼントを買ったり子供を連れて外食したりするのが一般的になってきているようです。そのため、大人を連れてくる「子供」という視点から、「キッズ経済」というキーワードが最近の消費者の主流にもなっているようです。
中国人民網の記事報道によると、関連の統計では、子供関連の消費が各世帯の総消費に占める割合が40%以上に達しているとのことです。また、これまでに実施されてきた「一人っ子政策」を2015年から「二人っ子政策」に転換された影響により、子供服やマタニティ・チャイルド・ベビー用品、親子で遊ぶスポット、子供教育などに関連することが近年の新たな経済成長のポイントになっているそうです。
「国際子供の日」直前に、中国大手オンライントラベルエージェンシーのLVMAMA(http://www.lvmama.com/)が発表した「親子連れ旅行消費報告2018」によると、子どもを連れて旅行をしたいと思っている親が増えているそうです。
関係データによると、2016年のオンライン親子連れ旅行市場は約207億9,000万元であり、2018年には500億元近くに達すると見られています。
6月前後に同社サービスに掲載されている各大手旅行会社のツアー予約状況を見ると、親子連れ旅行が主流となっていることが分かります。特に、近年、80年代、90年代生まれの人々が親になり、親子関係や子どもの教育がより一層重視されるようになってきています。旅行を通じて、子供にいろんなものを見せたい、また、旅行は子供にとって良い学習の機会だと思っている親もたくさんいるようです。
報告によると、親子連れ旅行市場の中心は80年代生まれの方々。最も人気のある目的地は上海、北京、広州、深セン、杭州などの伝統的な観光都市で、南京、長春、成都、武漢、寧波のような地方都市でも親子連れ旅行者が急増しています。
親子連れ旅行として人気があるは近場への旅行で全体の60%を超えています。これに次いで人気があるのは海外旅行・国内長距離旅行になります。近場の観光地やホテルへの旅行手段としてドライブを好む方は75%、長距離旅行時に団体旅行を選ぶ方は67%に上るとのデータもあります。
そのほかにも、注目すべき2大トレンドがあります。近場での観光消費の「頻度の増加」と「子どもの低年齢化」です。
今年上半期の「Lvmama」の統計によると子供がいる家庭において40%近くの家族が3回以上旅行をしており、このような週末旅行はもはや日常的なものになっています。
また、両親と一緒に旅をし、世界を体験したことのある3歳以下の乳幼児が増えています。「Lvmama」の報告では3歳以下の子供と一緒に旅行に行った経験がある家族は全体の30%を占め、前年比で10%近く増加しました。
海外旅行の訪問先としては、一位はタイ、二位が日本となっており、アメリカとスリランカ以外はほとんどが近場の国で、利便性や安全性、そして気候などが訪問先を選ぶときの重要な要素となっています。
実は、私の中国の友人の中にも、年に一度は子供を連れて日本に遊びに来る人がたくさんいます。彼らが選ぶのは、いわゆる東京のような都会ではなくて、北海道や九州、また山梨、滋賀県のような自然豊かなところがほとんどです。
彼らは、旅行会社に依頼をせずに、自分でチケットとホテルを手配し、訪問先やスケジュールも自分たちで作成します。これらの全体の予定は「お母さん」が決めるのが一般的です。
近年、個人旅行で日本を訪れたことのある中国の若い女性たちが「お母さん」になり始めています。彼女たちへの地道なアプローチは、近い将来での大きな効果が期待できるのではないでしょうか?。
訪日中国人の行動パターンも多様化が進んでおりますので、彼らに対しての広告宣伝なども、より細分化させて必要がありますね。
ペイサーでは、訪日外国人向けプロモーション支援、越境EC支援を中心に、ソーシャルメディア領域におけるトータルサポートも行っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
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