PACER

BLOG

ブログ

tiktok

WeChat

インバウンドマーケティング

オンラインサービス

コロナショック

コロナ対策

ソーシャルメディア

中国ソーシャルメディア

中国マーケティング

中国リサーチ

2021年3月17日

今さら聞けない 中国で人気のSNSとその活用

中国マーケティングに取り組む上で、SNSを活用することは重要な手段の1つとされています。コロナ禍のいま、人の行き来が制限されていますが、SNSを活用した情報発信こそやるべきことです。そのため、中国の代表的なSNSの利用状況と、その特徴を理解しておく必要があります。中国では独特なメディア文化が形成していて、またユーザーの利用状況と利用習慣も、日本と大きく違います。

去年から新型コロナウイルスの影響もあり、WEBを活用したデジタルマーケティングおよびオンライン上での販路拡大のニーズがどんどん拡大してきています。中国でもさらにこの傾向が顕著となっています。本記事では、中国で人気のSNSをご紹介しながらそれぞれの活用方法ついても、ご紹介いたします。

日本観光庁が発表している「訪日外国人消費動向調査、2018年年間値の推計」では、中国人が旅マエに役立つ情報源として、SNSの投稿が1位だと挙げられました。つまり、SNSが中国人の情報収集の重要な手段となっています。

中国ではTwitterやFacebook、Instagramなど海外で主流になっているSNSアプリは使用することができませんので、代わりに「中国版LINE」や「中国版Facebook」、「中国版Google」といわれるSNSが生まれました。

(出典: Kantar:2019年中国ソーシャルメディア生態概要白書)

上図のように、「中国独自のSNS」は相当の数がありますが、まずは代表的な媒体を見ていきましょう。とりあえず抑えておきたい五つの媒体から解説していきます。

都市部の女性に人気の中国版Instagram「小紅書、xiaohongshu(RED)」

REDは20〜30代の女性を中心に月間アクティブユーザー数1億人を超える、写真や動画投稿が主の口コミSNSです。ホーム画面がInstagramに似ていることから、中国版Instagramとも呼ばれています。

さらに、直接商品購入ができるEC機能が付いているので、SNS型のECサイトとして人気があります。流行に敏感な若い女性たちに支持されていることから、若年層に商品(特に化粧品)のプロモーションをする際に利用するSNSです。

2013年にサービスを開始し、2019年7月までにユーザー数が3億人を突破しています。REDについての詳しい解説は下記の記事にてご確認ください。

中国で熱いSNS×ECの代表アプリ「小紅書(RED)」!日本企業がマーケティングに活用するなら?

絶対に抑えておきたい急成長中のSNS「抖音douyin (TikTok)」

ByteDance(バイトダンス)社が開発運営している、日本でもおなじみのモバイル向けショートビデオアプリです。日本では若者が中心となっていますが、中国では、幅広い年齢層に人気があり、日常の記録から時事ニュースまでコンテンツが充実しています。ライブ機能もありますし、ライブ配信上でそのまま商品購入できます。日本国内でも、2020年からライブ配信機能「TikTok LIVE」が追加されていますが、まだ中国のように、投げ銭の機能がないようです。『抖音』(dou yin)についての詳細紹介は、こちらでもご確認ください。

「Tik Tok」~美しき良き生活を記録する~

質の良い書き込み掲示板?「百度貼baidu tieba 」とは

全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位を誇る百度(Baidu)が提供するコミュニケーションプラットフォーム。BaiduのIDを持っているユーザー同士がスレッドを持ち、掲示板形式で交流ができるサービスです。月間利用アクティブユーザー数は7843万人だそうです。

ニュース兼SNS!中国版Twitter微博(Weibo)

月間アクティブユーザー数が5.23億人を超える新浪微博(Weibo)は中国最大のソーシャル・メディア・プラットフォームです。

中国版のTwitterとも言われ、基本的には個人が多数に向けて情報を発信していく場で、中国語の「微博」の意味通り、「ミニブログ」のようなものです。

利用者の男女比は半々で17歳〜30代前半の人がメインの層になっています。大卒者が多く、ある程度購買力があるという特徴があります。

TwitterやFacebookと同様に、個人間で情報を「いいね!」し合ったり、拡散したりして利用するケースが多いです。SNSというより、情報が得られるツールとしての利用が多いです。

近年では日本の有名人たちも微博アカウントを取得しており、木村拓哉さんは毎日更新しているそうです。有名人も日本企業や自治体でもWeiboのアカウントを保有し、中国人向けのプロモーションによく使われています。

中国進出を考えている場合、情報発信の窓口として、公式アカウント開設をしている自治体や企業さんも多いです。

 

なくてはならない生活インフラ「微信(WeChat・ウィーチャット)」

WeChat(微信・ウィーチャット)は中国SNSアプリで一番の人気利となっています。日本でいうとLINEのように、ほとんどの人々は当たり前のように利用している状況です。2020年8月時点では、すでに月間アクティブユーザー数は12億にも超えました。

WeChatは、様々な機能があり、個別メッセージや音声通話、グループを作成しやり取りをすることもできます。また、モーメンツ(朋友圏)と呼ばれる短文投稿機能もついています。

企業の公式アカウントも多く開設されており、アカウントをフォローし購読することで興味のある情報を簡単に手に入れることができる、情報の発信の主要なプラットフォームでもあります。そして、QRコードをスキャンするだけでアクセスできるミニプログラムコロナ禍で進化する中国最大手SNS「WeChat」!ミニプログラムを活用したプロモーションをご紹介 も最近話題になっています。

中国ならではのSNSを活用したマーケティング・プロモーションを成功させるポイント

中国は独自のインターネット環境から、世界的に使われているSNSを利用したマーケティングを行うことができません。そのため、中国ならではのSNSを使わないといけません。中国のウェブ事情をよく理解した上で、中国マーケティングには最適なSNSを選定、それぞれのメディアの特徴を生かしたプロモーション施策を練る必要が十分あります。

弊社では中国現地のメディア事情を熟知したネイティブスタッフが、中国向けマーケティング戦略の立案から実施までサポートしております。ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

|記事一覧|